「歴史からの発想―停滞と拘束からいかに脱するか」(堺屋太一/日本経済新聞社)より
『権威は過去によってつくられるが、適性は絶え間なく未来に進む現在によって決まる』(p242)
★解説:
権威と能力は必ずしも一致しない――
著者の堺屋氏が、その理由として述べたのが、
今日のフレーズです。
確かに、実績なくして権威は生まれません。
そこに至るまでの研究や研鑽の蓄積が、
権威の土台にあるのは、概ね事実でしょう。
ただし、常に時代は移り、環境は変わるもの。
“それまでの常識が通用しなくなる”瞬間は、
いかなる分野でも、必ずどこかで訪れます。
権威が世の理に通用できなくなり、
人のエゴにだけ通用する段階、とも言えます。
そこに食い込んでくる人々こそが、
「今」に適応した、やがて権威を塗り替える、
まさしく時代をつくる者、なのでしょう。
★今日の「ちょい足し」サプリ:
権威も大切だけど、横柄になったら落ち目。
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★今日の一冊:
![]() | 歴史からの発想―停滞と拘束からいかに脱するか (日経ビジネス人文庫) 堺屋太一 日本経済新聞社 2004-03-02
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よい本をありがとうございます。
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