フレーズがクイズで届くメルマガ★登録はこちら
人生のサプリメント【紅玉版】 ─ 蔵書より、今日のワンフレーズ
   
 powered by メルマガスタンドmelma! トップページへ

2015年12月31日

これからの情報は説得より共感を求める


スポンサードリンク




歴史の使い方」(堺屋太一/日本経済新聞出版社)より


『これからの情報は説得するよりも

 共感を求めることになりそうだ。』(p293)




 ↓今日のフレーズが気に入ったら、ぜひクリックをお願いします。

■■人気ブログランキングへ■■
 ↑クリックしたら、もう一度「人生のサプリメントをクリック!
 戻ってきていただけると、すごくうれしいです!





 かつて「IT革命」ともてはやされた時期がありました。

 ITとは“Information Technology(情報技術)”。

 特に、情報をより早く、より大量に伝達する、

 あるいは高速かつ高度な編集を可能にする、

 科学技術の革新的進歩を指した呼び名です。



 いわば土のあぜ道が高速道路に変わり、

 走る車も、牛や馬曳きから高級セダンになったようなもの。

 でも、肝心の「車に乗る人(=情報)」の内実までもが、

 革命的に変わったかというと、そうでもない気はします。



 ただ、静かに、しかし確実に大きな変化もあります。 

 上りから下り、一方通行的お仕着せだった情報路が、

 双方向に巡って廻る、環状道路になったということ。



 たとえば、時代劇などで町にお上の立て札が出ます。

 これは一方通行の「布告」であり「説得」。

 町民の「共感」は考慮されてはいません。



 インターネットの登場は、このトップダウンに対し、

 目安箱のようなボトムアップのルートを整え、

 さらに無限とさえ思える複雑な網目構造も相まって、

 その循環と相互作用を強力に促進しました。



 肝心なのは、そのサイクルは現在進行形で、

 日々増大と進化を遂げているということです。

『一九九〇年代に至って、インターネットが普及したことで...いわば「天の板(マスコミ)」と「地の板(口コミ)」の中間を埋め尽くした立体の情報環境ができ上がったわけである。
 人類がこのような情報環境を得たのは、史上はじめてのことだ。それがこれまでとは異なる社会構造を生むであろうことは、十分に予測できる。
 これからの時代が「新しい中世」だったとしても、それは「ハイテクと情報ネットのある中世」である。情報ルートが宗教組織などに掌握されていた中世とはまったく違うものになるはずである。
 その反面、映像音響メディアの発展は、情報の全感覚化(トータル・メディア化)を進めるだろう。その結果、情報の文章的数値的正確さは失われるに違いない。これからの情報は説得するよりも共感を求めることになりそうだ。』(p292-293)


 本能以外に人を動かすものがあるとすれば、

 それは情報と言って過言ではないでしょう。

 そして情報とはもちろん、

 文字だけに限ったものではありません。


 
 「活字離れ」などを憂慮する世間的理由は、

 ヒトから想像力を奪いかねないことにあります。



 ですが、その是非は別として、

 “強力に伝える手段”が時代に登場したという事実は、

 天が「さあ、これをどう活かし、使いこなす?」と、

 私たちに課題を突きつけているようにも感じられます。






 ★今日のフレーズの詳細はこちらをクリック★


 ■こちらもクリックして、人気ブログランキングへの投票をお願いします■






スポンサードリンク


posted by せらつか at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日のフレーズ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/170863790
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック