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2017年05月18日

欲とは感覚を楽しませたい衝動


怒らないこと2 ― 役立つ初期仏教法話」(アルボムッレ・スマナサーラ/サンガ)より


『「欲というのは、

 感覚を楽しませたい衝動である」

 ということです。』(p67)




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 たとえば、クルマなどの運転時には、

 速度が上がれば上がるほど、快感を覚えやすくなります。

 その理由は、直接的には脳内麻薬の分泌増加などですが、

 さらにその誘因は、秒間あたりの情報量が増えるからです。



 もちろんこの状況下では、同時に危険も増大します。

 それは車両等の物理的な限界に近づくせいばかりでなく、

 増大した感覚情報を、脳が処理しきれなくなるからです。



 そういった事故の危険とはあまり関係のない分野でも、

 実は全く同じ原理は働いています。

 

 要するに、五感に頼った快感は、強ければ強いほど、

 脳が処理すべき情報量も膨大なものになり、

 より多くの疲弊や、しばしば甚大な苦痛を、

 あなたにもたらすということです。

チャネルが多いほど楽しく、苦しい...
 例えば、窓から桜を見ている場合は、一日中観ていられますが、お花見会に参加するとくたくたに疲れます。チャネルを増やしすぎなのです。目を閉じて音楽を聴くぶんには一日でも聞いていられますけど、映画館で一日中映画を観ることは無理です。チャネルを二つ使いますから疲れが倍になります。』(p68-69)
『お釈迦さまは、人がなぜ性行為にそんなにも執着するのかについて、「あれは五感をいっぺんに楽しませるから」とおっしゃっています。』(p67)

 
 ヒトは五感に頼って生きる以上、

 五感を介した快感は、悪いものではありません。

 むしろ、それがなければ、

 私たちがヒトである必要はありません。

 

 しかし同時に、私を含めたほぼ全員が、

 何らかの「五感中毒」であるのもまた事実。

 ややこしい言い方をすれば、

 「肉体的五感と意識で感覚しているもの」が、

 自分自身であると、大なり小なり認識しています。



 しかし、般若心経の言を借りれば「五蘊皆空」。

 五感や肉体、思考や意識というものは、

 いわばこの世という道なき道を、

 ドライブするためあてがわれた、専用のレンタカー。



 そのクルマに振り回され、

 道ならぬ道を走らされるのではなく。

 「運転」している“真なる我"に気づき、

 ハンドルを失わないように日々を生きる――



 というのが、古今東西の賢人が口を揃えて語る、

 人生を存分に走りきるための道である、

 ともいえるのではないでしょうか。




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怒らないこと 2―役立つ初期仏教法話〈11〉 (サンガ新書)

アルボムッレ・スマナサーラ サンガ 2010-07-29
by ヨメレバ

posted by せらつか at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日のフレーズ