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人生のサプリメント【紅玉版】 ─ 蔵書より、今日のワンフレーズ
   
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2017年01月13日

歴史の観察は「勝者を美化せず、敗者に同情せず」

 
歴史の使い方」(堺屋太一/日本経済新聞出版社)より


『歴史を観察する時にも

「勝者を美化せず、敗者に同情せず」

 が必要である。』(p107)




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 野生動物をカメラに収めたり、観察する際に、

 国際的なマナーとされるものがあるそうです。



 身に危険が迫らない限り、

 殺傷してはいけないのはもちろんとして。

 動物たちが飢えていたり、別の動物に襲われても、

 餌を与えたり、助けてはいけない、というもの。

 

 自然な食物連鎖に、人為的な同情を加えては、

 やがて生態系のバランスに無用な歪みを

 生じさせないとも限らないからでもあります。



 ヒトも生物な以上、同じようなことがいえます。

 といっても、もちろん目の前で困っている人を

 助けてはならないということではありません。

 

 人類史という過去を分析し、

 ケーススタディとして未来に良く活かす上で、

 この「マナー」が必要、と著者の堺屋さんは述べます。

『「勝者を美化せず」はその後継者が大いに美化しているから、割引かねばならない。「敗者に同情せず」は「判官びいき」を排することだ。文学として、敗者の立場や心情を描くのはよいが、理論歴史学においては同情でのめり込んではならない。』(p107)


 ある意味、上の「同情」も、一種の「美化」です。

 似た意味で「神聖視」「偶像化」とも言えます。

 いずれにしても、ありのままの姿を覆い隠すもの。

 

 いわゆる「バイアス」をかけたままで学べるほど――

 学んで、今この現実に活かせるほど、

 歴史という叡智は甘くはない。そう思えてなりません。

 くれぐれも、留意しておきたいものです。





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posted by せらつか at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日のフレーズ