フレーズがクイズで届くメルマガ★登録はこちら
人生のサプリメント【紅玉版】 ─ 蔵書より、今日のワンフレーズ
   
 powered by メルマガスタンドmelma! トップページへ

2016年09月14日

老人の宝物は経験だ

 
将の器・参謀の器―あなたはどちらの“才覚"を持っているか」(童門冬二/青春出版社)より



『老人の宝物は経験だ。

 シワとシワの間にその宝物が

 いっぱい詰まっている。』(p50)




 ↓今日のフレーズが気に入ったら、ぜひクリックをお願いします。

■■人気ブログランキングへ■■
 ↑クリックしたら、もう一度「人生のサプリメントをクリック!
 戻ってきていただけると、すごくうれしいです!





 人材育成の名手として知られたのが、

 戦国期から江戸時代にかけての武将・加藤清正。

 本書では、このようなエピソードが語られています。 

『「なぜ加藤家に再就職したいのか?」...
 老人はこう答えた。
「わたくしはいままで多くの戦場を渡り歩いてきました。太平になっても、武士は不測の事態が起こった時に備えなければなりません。いまの若者はしだいに合戦の経験がなくなっておりますので、ひとつ加藤家で茶飲み話にわたくしの体験談を語らせていただければと思っております」
 重役たちは顔をみあわせた。...
(ずいぶん勝手なことをいう老人だ)』(p47-48)
『重役たちはびっくりした。自分たちの判断と全く逆な決定を清正が下したからである。...清正は答えた。
「老人の宝物は経験だ。...茶飲み話をしたいというのは、おそらくその経験談をこれからの世代に活かしてもらいたいということだ。老人が茶飲み話というのは遜ったいい方だ。相当な自信があるに違いない。そういう話はわたしにも役立つ。ぜひ聞きたい」』(p50


 もちろん合戦に限ったことではありません。

 「こんな事態が発生したとき、
  このようなことが試され、
  それぞれこんな結果が得られ、
  中でもこれが有効とわかった――」

 そんな試行錯誤の経験が後世に伝わらなかったら?
 
 将来、類似のケースが起きた際に、

 またゼロからの手探りになります。

 これではいつまでも、人間社会は進歩しません。


 
 当時は現在ほどの印刷・製本技術があるわけでもなく、

 ましてやインターネットなども存在しません。


 
 「先達の知恵と経験」を伝えるのは、

 貴重品である書物を除けば、

 まさに口伝と、手取り足取り。



 この「老人」のような、いわゆる生き字引的存在が、

 人を育てる上で絶対不可欠であったことは、

 想像に難くありません。



 言葉の有無を問わず、

 「よく育てる」ことは「よく伝える」ことである――

 清正はそのことを、非常に深く理解していたのでしょう。






 ★今日のフレーズの詳細はこちらをクリック★


 ■こちらもクリックして、人気ブログランキングへの投票をお願いします■


将の器・参謀の器―あなたはどちらの“才覚"を持っているか (青春文庫)

童門冬二 青春出版社 2001-10-01
by ヨメレバ

posted by せらつか at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日のフレーズ