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人生のサプリメント【紅玉版】 ─ 蔵書より、今日のワンフレーズ
   
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2016年09月08日

漢(おとこ)は愛嬌こそ大事



人間というもの」(司馬遼太郎/PHP研究所)より


『(おお、見事な男じゃ)

 と西郷はおもった。

 漢(おとこ)は愛嬌こそ大事だ

 と西郷はおもっている。』(p204)




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 たとえば織田信長は、人材には才覚を最も重要視し、

 その結果――かはともかく、謀反で生涯を閉じました。



 一方、続く豊臣秀吉は「人たらし」の異名をとり、

 次々に配下の心を掴み、慕われ、押し上げられた――

 と伝えられます。



 その秀吉を(結果的に)引き継いだ徳川家康も、

 配下の意見によくよく耳を傾ける人物だった、

 というのが定説です。

 

 彼らの場合の「事」とは、「天下統一」という事業。

 どうやら「事」の規模が大きければ大きいほど、

 途中までは才覚や技能でどうにかなったとしても、

 それ以上の「何か」がなければ、

 決してクロージングに至れないようです。



 その「何か」を端的に示したのが、

 まさに今日のフレーズでしょう。

『「豊臣秀吉も徳川家康も、だまっていてもどこか愛嬌のある男だった。明智光秀は智謀こそそのふたりよりすぐれていたかもしれないが、人に慕い寄られる愛嬌がなかったために天下をとれなかった。英雄とは、そうしたものだ。たとえ悪事を働いても、それがかえって愛嬌に受けとられ、ますます人気の立つ男...ああいう男と喧嘩するのは、するほうが馬鹿だし、仕損さ」』(p202)
『竜馬も、ニコニコした。その笑顔が、ひどく愛嬌があり、
(おお、見事な男じゃ)
 と西郷はおもった。漢は愛嬌こそ大事だと西郷はおもっている。鈴虫が草の露を慕うように万人がその愛嬌に慕い寄り、いつのまにか人を動かし世を動かし大事をなすにいたる、と西郷はおもっている。
 もっとも、西郷の哲学では、愛嬌とは女の愛嬌ではない。無欲と至誠からにじみ出る分泌液だとおもっている。 『竜馬がゆく 五』』(p204)


 「男は度胸 女は愛嬌」

 という快刀乱麻な言葉もありますが……

 「人を信じる度胸」から、本当の愛嬌は産まれる――

 と考えれば、実はもうちょっと、奥が深いようですね。


 


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人間というもの PHP文庫

司馬遼太郎 PHP研究所 2004-04-01
by ヨメレバ


posted by せらつか at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日のフレーズ