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人生のサプリメント【紅玉版】 ─ 蔵書より、今日のワンフレーズ
   
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2016年09月15日

平時にも向上心を持つ者が入れば、刺激になる




将の器・参謀の器―あなたはどちらの“才覚"を持っているか」(童門冬二/青春出版社)より




『平和な時にも、

 そういう向上心を持つ中年者が

 この城に入ることは、

 城内の中年者の刺激になる。』(p50-51)




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 ・前者の「中年者」=中途採用者

 ・後者の「中年者」=中堅どころ

 ・「城」=社、職場


 今日のフレーズをこのように置き換えれば、

 多少はわかりやすくなるでしょうか。

 

 数十年、あるいは百年以上続く企業の中で、

 いわゆる自己革新を行うことなしに、

 存続できた例が果たしてあるでしょうか。



 会社とは「人の集まり・関係性」で成り立つ以上、

 所属する人の意識が停滞していては、

 この革新という新陳代謝は成り立ちません。



 よく「大企業病」などと言われますが、

 長らくの安定状態が続くことで、

 人員の意識は次第に沈着してしまいがちなものです。



 そんなときにこそ、あえて引っかき回す「何か」に、

 活性化の効果が期待できるということなのでしょう。

『「なぜ加藤家に再就職したいのか?」...
 中年者はこう答えた。
「世の中が太平だといっても、いつまた戦乱が起こるか分かりません。...加藤清正公ならおそらくわたくしの能力を正しく評価してくださる大将だと存じて、再就職をお願いしに参りました」
 立身欲満々だった。』(p47-48)
『「中年者を採用しろというのは、その中年者にはいまだに向上心があるからだ。たしかにいまは太平の世だ。が、いつ何が起こるかわからない。...中年者もつねに失敗を恐れずに思い切ったことをやるような冒険心に富んでいなければだめだ。
 ...いま熊本城内にいる中年者は、どこか水の底に座り込んでいる魚になっている。魚は水の底に座り込んではならない。いつも泳ぐのが魚の務めだ。水底の魚たちをもう一度つっついて泳がせるためにも、その中年者を採用したほうがよい」』(p50-51)


 奇貨おくべし、という言葉もあります。

 「簡単には染まらない」ことで、疎まれたり、

 人間関係に摩擦を生むことは確かに多々あります。



 が、「染まらない」ことがその人の価値であることも、

 またその摩擦熱が化学反応の引き金になることも、

 同じくらいよくあること。



 人を使う立場・使われる立場のいずれにしても、

 このことを覚えておくだけで、

 何かと活かす機会はありそうですね。 

 




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将の器・参謀の器―あなたはどちらの“才覚"を持っているか (青春文庫)

童門冬二 青春出版社 2001-10-01
by ヨメレバ

posted by せらつか at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日のフレーズ

2016年09月14日

老人の宝物は経験だ

 
将の器・参謀の器―あなたはどちらの“才覚"を持っているか」(童門冬二/青春出版社)より



『老人の宝物は経験だ。

 シワとシワの間にその宝物が

 いっぱい詰まっている。』(p50)




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 人材育成の名手として知られたのが、

 戦国期から江戸時代にかけての武将・加藤清正。

 本書では、このようなエピソードが語られています。 

『「なぜ加藤家に再就職したいのか?」...
 老人はこう答えた。
「わたくしはいままで多くの戦場を渡り歩いてきました。太平になっても、武士は不測の事態が起こった時に備えなければなりません。いまの若者はしだいに合戦の経験がなくなっておりますので、ひとつ加藤家で茶飲み話にわたくしの体験談を語らせていただければと思っております」
 重役たちは顔をみあわせた。...
(ずいぶん勝手なことをいう老人だ)』(p47-48)
『重役たちはびっくりした。自分たちの判断と全く逆な決定を清正が下したからである。...清正は答えた。
「老人の宝物は経験だ。...茶飲み話をしたいというのは、おそらくその経験談をこれからの世代に活かしてもらいたいということだ。老人が茶飲み話というのは遜ったいい方だ。相当な自信があるに違いない。そういう話はわたしにも役立つ。ぜひ聞きたい」』(p50


 もちろん合戦に限ったことではありません。

 「こんな事態が発生したとき、
  このようなことが試され、
  それぞれこんな結果が得られ、
  中でもこれが有効とわかった――」

 そんな試行錯誤の経験が後世に伝わらなかったら?
 
 将来、類似のケースが起きた際に、

 またゼロからの手探りになります。

 これではいつまでも、人間社会は進歩しません。


 
 当時は現在ほどの印刷・製本技術があるわけでもなく、

 ましてやインターネットなども存在しません。


 
 「先達の知恵と経験」を伝えるのは、

 貴重品である書物を除けば、

 まさに口伝と、手取り足取り。



 この「老人」のような、いわゆる生き字引的存在が、

 人を育てる上で絶対不可欠であったことは、

 想像に難くありません。



 言葉の有無を問わず、

 「よく育てる」ことは「よく伝える」ことである――

 清正はそのことを、非常に深く理解していたのでしょう。






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将の器・参謀の器―あなたはどちらの“才覚"を持っているか (青春文庫)

童門冬二 青春出版社 2001-10-01
by ヨメレバ

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2016年09月13日

世の週刊誌の記事はほとんどが“悪口”

 
人を見抜く技術──20年間無敗、伝説の雀鬼の「人間観察力」」(桜井章一/講談社)より



『世に出回っている週刊誌も、

 その記事のほとんどは“悪口”だ。』(p177)




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 雑誌であろうと、テレビであろうと、

 報道によって私たちが受け取る情報とは、

 ほとんど全てが「伝聞」です。



 私たち自身が、伝え聞いたその時点で、

 内容を確かめたわけではありません。

 また、「美味しい飲食店の情報」などは除いて、

 実際に真偽を確かめに出向くことなど稀です。



 ……さて。

 個人的には、たまに待合室などのテレビで、

 ワイドショーなどを観る機会があります。



 内容の何割かは確実に、不祥事・スキャンダルの類。  

 「渦中の人物がそれをしでかした」ことを前提に、

 出演者によって容赦なく「叩く」発言がなされます。



 そしてさらに、それを観た人々の中から、

 「叩き」をそのまま世間話に持ち出す人も出てきます。



 そういった行いと連鎖の是非を問うのではありません。

 ただ、このありふれた現象の裏にあるメカニズムには、

 「報道された=内容は正しい」とする思考停止・怠惰と、

 「人を暴いて叩きたい」という人の心の作用・我欲――

 大まかにそのふたつが横たわっているように見えるのです。

『悪口ばかりいう人は、自分をできるだけ高い位置、上の立場に持っていこうとする。努力もせずに、自分を高い位置に見せることで救われた気になっている。高いところから人を見下してひとり悦に入っている。その人の持っている弱さや不安が、助かりたい、幸せになりたいという気持ちを引き出しているのだ。
 世に出回っている週刊誌も、その記事のほとんどは“悪口”だ。その雑誌が売れている理由、それは人間の心の「知りたい」という好奇心の裏側に「のぞき見たい」という欲があるからだ。のぞき見たことによってなにかを得る喜び、快感。多かれ少なかれ、誰もが深層心理として持っているこの欲を、週刊誌やテレビは巧みに突いてくる。』(p176-177)


 そういった観点からすれば、「悪口ばかりいう」のと、

 「悪口ばかり好んで見聞きする」のとは、

 実は全く同じ性向の現れ、同類だとも解ります。



 テレビや新聞、ゴシップ誌をちょっと眺めれば、

 果ては会ったこともない政治家や企業家、

 芸能人などに対しての「悪口」はすぐ見つかります。



 それらの中味が気持ちよく感じられるようなら、

 先の同類に当てはまると留意しておくべきでしょう。



 また、「どれが悪口かわからない」、

 「ほとんど見つからない」のであれば。

 重度の“悪口中毒”で、麻痺しているのかもしれません。



 

 ――そんな、「悪口への悪口」を気持ちよく思えるなら、

 それも同じ仕組みなのですけどね。




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人を見抜く技術──20年間無敗、伝説の雀鬼の「人間観察力」 (講談社+α新書)

桜井章一 講談社 2009-01-21
by ヨメレバ

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2016年09月12日

性格は、直すのでなく緩和していく




人を見抜く技術──20年間無敗、伝説の雀鬼の「人間観察力」」(桜井章一/講談社)より




『やはり性格は、

 一気に直すのではなく、

 少しずつ緩和していくことが

 大切なのだ。』(p95)




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 とある言葉や出来事に出会ったことで、

 一晩にして人が変わったように性格が良くなる――

 という例は、確かに存在します。

 が、やはり奇跡的なくらいの少数派なのも事実。



 たいてい人の性格は、一朝一夕には直りません。 

 今のこの性格でさえ、少しずつ少しずつ、

 今この瞬間まで積み重ねてきた変化の最先端なのですから。

 これから意図していきたい変化も、

 同じく少しずつ蓄積していくのが、やはり最適となります。



 ただしそれは、

 「直そう、直そう」とする「矯正」とは、

 やや趣を異にするものです。

『「神経質なところを直したい」と相談された場合、私は、私の神経質ではない生き方の話をするようにしている。神経質な人から見たら信じられないような話を、私の過去の出来事から選び出して話して聞かせるのだ。すると、「そんな生き方、やり方もあるのか!」と相手も気づき、理解する。それが、その人にとって薬になる。』(p94)


 「性格」とはある意味での「価値観」です。

 その人がもつ考えや感情の「枠組み」と、

 その中での「優先順位」とが合わさって、

 結果として「性格」と呼ばれる傾向を織り成します。



 それはあたかも、縦糸と横糸、つまり編布。

 縦糸だけ、横糸だけを引っ張って、

 強引に折り目をつけ、布の形を矯正しようとしても、

 もう片方の糸が、それを中々許してくれません。



 「まあ折り目はつかなくてもいいから、ひとまずは」

 くらいのつもりで畳んでおくと、かえっていつしか、

 いつのまにか、折り目はついているものです。 






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人を見抜く技術──20年間無敗、伝説の雀鬼の「人間観察力」 (講談社+α新書)

桜井章一 講談社 2009-01-21
by ヨメレバ


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2016年09月11日

正論で解決できる問題はほとんどない

 
仕事のアマ 仕事のプロ──頭ひとつ抜け出す人の思考法 」(長谷川和廣/祥伝社)より


『ビジネスも、人間関係も、

 正論で解決できる問題はほとんどない

 と考えてよいでしょう。』(p84)




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 正論は、「論理の正しい」言葉。

 「論理的」に正しいのであって、

 論理以外のモノサシで正しいかどうかは、

 正論では概ね、カバーできない領域です。



 たとえば、速くて便利だからという「正しさ」で、

 山を貫き谷を渡る高速道路を通したとします。

 そこを、狭いトンネルや高い陸橋が恐くてたまらない人を、

 「高速を使わないのはおかしい!」と指弾し、

 無理して走らせるのが「正しい」でしょうか。



 その人だって、高速を使うほうがずっと速く、

 便利なのは当然わかっているはずなのに、です。

『何でも正論で応じる人は、結局のところ、まったく相手の立場を理解できていません。理解しようとしていません。...
 相談する相手だって、答えなんて簡単に出ないことくらい、わかっています。それを承知で相談しているのは、ただ、いまの自分の状況をあなたに知ってもらいたいからでしょう。』(p84)
『あなたのひと言が、正論であればあるほど、反論することさえできなくなります。彼も、自分の考えが一〇〇パーセント正しいとは思っていませんから、正論で応じられると、返す言葉がないのです。』(p83)


 「ぐうの音も出ない=息もできない」ほど、

 相手を呼吸困難にさせる言葉ほど、

 あなたにとっても、相手にとってもただただ正しく、

 正しいがゆえに、相手には受け容れられない――



 そのことが察せていない限り、

 どんなに道筋そのものが正しくても、

 その使い道が間違っている……ということを、

 見通す智恵をわきまえておきたいものですね。





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仕事のアマ 仕事のプロ──頭ひとつ抜け出す人の思考法(祥伝社新書227)

長谷川和廣 祥伝社 2010-12-01
by ヨメレバ

posted by せらつか at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日のフレーズ