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人生のサプリメント【紅玉版】 ─ 蔵書より、今日のワンフレーズ
   
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2016年04月09日

偏差値ではかる能力は三つ



知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ」(苅谷剛彦/講談社)


偏差値ではかる能力は、

 記憶力、頭の回転の速さ、

 がまん強さの三つ。』(p288)




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 現代の学校教育では、

 当たり前のように用いられる「偏差値」。

 

 学生だけでなくその親御さんにとっても、

 ここぞという折に触れる機会があるもの。



 だからこそ、そもそも偏差値とは何なのかを、

 まずは理解しておく必要があります。

『平均点から、各自の点数がどれだけ隔たっているかを統計量として示しているのが偏差値に他なりません。つまり、偏差値はあくまでも対象となった生徒集団の中で意味を持つ数字であり、しかも集団の中での個人の「相対的な位置」を示すためのものです。』(p285)


 これは極端な例ですが、

 100点満点のテストを10人で受けたとします。

 結果はうち9人は90点。1人だけ100点でした。

 これだけ見れば、全員が高得点と言えますね。



 が、これを平均すると91点。

 偏差値50は平均点と同じという意味ですから、

 10人中9人が、偏差値50未満という判定になります。



 これを基準に見て、好成績と感じるでしょうか。

 もっとも、実際の母集団はもっと大規模ですから、

 ここまで極端な形にはなりにくいのですが……

『偏差値ではかる能力は、記憶力、頭の回転の速さ、がまん強さの三つ。この競争で学校での人間の価値は画一化され、多様な能力を評価できなくなった』(p288)
『五教科以外の、音楽や美術やスポーツこそ得意な生徒や丸暗記が不得意な生徒は、劣等生の烙印を押された。不本意に進学した高校で、目的もなく、無為に過ごし、中途退学するものが目立った。』(p287)

 
 ともあれ、偏差値などの“評価数値“を見る際は、

 「何を」「どこに基準を置いて」

 「どんな算出法で」測った結果なのか?

 という根本を見抜かなければ、簡単に騙されます。

 

 いわゆる数字のトリックというものは、

 理非善悪を問わず、どこにでも転がっています。

 そして先の“騙される”というのは、

 状態を正確に把握できなくなるのみならず、

 本当に大切なことを見失う、という意味です。





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知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)

苅谷剛彦 講談社 2002-05-20
by ヨメレバ

posted by せらつか at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日のフレーズ