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2016年03月19日

無事是貴人の「無事」とは人に求めないこと


心がスーッと晴れる一日禅語」(境野勝悟/三笠書房)より


『「無事是貴人」(臨済の言葉)。

 無事とは、

 人に求めない、ということだ。』(p207)




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 ふだん私たちが使う「無事」は、

 特に何事も起こらない平穏のことであったり、

 事故や災害が起きても巻き込まれない、

 巻き込まれても、致命的に害されたりしない、

 という意味合いであったりしますね。



 禅における「無事」には、

 更に深い意味があるようです。



 それは、

 「自らの外側に求める“事をしない” 」

 という意味。 


 
 では、いったい何を求めるのでしょう。
 
『駅伝の選手にあこがれ、中高時代...心の底には、こんな気持ちがあった。「このチームは、オレがいなくてはダメだ」。わたしは、坂道が得意だった。けわしい上りと下りのあるコースは、自分の役目だった。
 早大の陸上部に入ったとたん、自分の役目が、なくなった。自分より坂道の強い選手が、全国からアリのように集っていた。今までは、たすきを渡す人がいたから、張り合って、頑張れた。もうだめだ。役割がなくなったら、ぜんぜん走れない。』(p207)


 自己尊厳、存在価値、自分の満足や充足感。

 あるいは、自らの悟りや安らぎ。

 その形は様々ですが、ひっくるめるなら、

 「自分の人生をどう使い、どう生きるか」――その指針。



 これを、自分の外側のみに頼ってきたとしたら。

 いざ周りの環境が変化したとき、

 あっという間に「走れなく」なります。

今まで、自分は、たすきを渡す友だちがいたから、頑張れた。つまり、友だちから力をもらって生きていた。それはそれでありがたいことだが、役目が終わって一人になったら、自分一人で生きる。』(p207)
『“ふさわしい役目”は変化する』(p207)

 
 「己こそ己の寄る辺、己を措きて誰に寄るべぞ、

  よく整えし己にこそ洵、得難き寄り辺をぞ獲ん」

 法句経にある、有名な一節です。

 人を頼るなということではなく、

 「自灯明」――自らを灯火として、  

 「犀の角のように」ただ独り歩む。



 その中で、共に歩く人に出逢えば、共に歩む。

 助け合いつつ、しかし「無事」でいる。

 

 この境地は決して、容易いものではありません。

 が、これほど充実した、挑に甲斐のある人生もない、

 と感じずにいられないのは、私だけでしょうか?

 



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心がスーッと晴れる一日禅語 (知的生きかた文庫)

境野勝悟 三笠書房 2011-07-21
by ヨメレバ


posted by せらつか at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日のフレーズ